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2018年04月03日
歌川広重の世界

田渕 洋二


社内にて招待券がいただけると言うことで遠慮なく頂いて言ってまいりました。場所は鳥取県立博物館。 美術館ではないのです、きっと博物を展示しているのでしょう。しかし鳥取まではとても走りやすくなり足を伸ばすにはとてもありがたい。道中の山桜を眺めながら向かいました。


鳥取市はカレーのまち、気になるお店がありましたので行ってまいりました。

いわゆるスパイスから作ったカレーでヘルシースパイシーで香りも熱気もとってもムンで店内満席。カレーの種類やサイドメニューを見ると松江市のお店karlyさんがとても近い感じだなと思いました。頼んだのは燻製ベーコンカレーと牛すじカレー、サクラのチップで燻したという自慢のベーコンが気持ち悪いくらい浮いています。お味は美味しゅうございました。


さて、博物館への道中ですが初めてなのでナビの示すところまで着きますととてもじゃないが車を停められるような隙のない人出で驚きました。そりゃそのはずで公園の中に博物館がありましてこれでもかと城下をにぎわう桜並木が人々を吸い込んでおります。これはすごい!博物館に訪ねると県庁の駐車場を利用して下さいとのこと。とても助かりました。して花見気分でサクラの木々の下を歩き、水辺の向かいの山を眺めると立派な城跡の石垣にサクラの木々仁風館が鎮座しております。これは美しいベストな日に足を踏み入れました。

またもや露店のベーコンの香りにまとわれながら公園内の博物館に着きました。

広重といえば子供の頃にお茶漬けのおまけで入っていたカードの絵をみてとても良い色味だなぁなどと感じておったのですが、実際の作品を目にしますとその構図の面白さや細やかさが非常に魅力的でございました。また同じ作品にも版画板の劣化にともないまったくの別人により作り直されたものが多数存在しています。てかそっちの方が多い。。そういう後刷りのものは構図までもが書き直されたり、絵が足されたり引かれたりしたものが多数あります。しかし今回はオリジナル作品も多数列挙しています。このような時代を映す作品が海外に流出する危機も多くあったと思いますが平木コレクションとされるこの度の展示はとてもありがたいものだなぁと思ったわけです。

心意気のある立派な方がお金を使って下さったおかげで後世の私たちが先祖の時代を垣間見る喜びをいただけた訳でとてもありがたいものでした。



あと、帰り道は口がずっとベーコンの燻された臭いがしてました。


おしまい。